マンション管理計画認定制度について

マンションや団地にお住まいの皆様の中には、既にご存じの方も多いかと存じますが、この度、令和4年4月1日から管理計画認定制度という新しい制度がはじまりました。

 

この制度を利用するメリットについては未だはっきりと見えてこないところが残念なところではありますが、地方公共団体から、しっかりと管理されたマンションや団地であると認定してもらえるだけでもそれなりの効果があるのではないかと考えたりもしています。

確かに、ご自身が住まわれているマンションや団地がしっかりと管理されたマンションや団地であると認定してもらえるだけでも安心感がありますし、更には、これからマンションや団地を購入しようとお考えの皆様にとっては良い判断材料となるかもしれません。

なにせ、「マンションは管理を買え」などと言われているくらいですので。

 

そんなこんなで始まった新しい制度ですが、いざ地方公共団体に認定してもらおうと思うと、手続きが結構わかりにくかったりします。

(そもそも未だにこの制度を開始していない地方公共団体も多いようです)

ですので、管理計画認定制度に興味をもたれた管理組合の皆様は、まずはホームページで調べてみるなり、ご自身のマンションや団地を管理されている管理会社などに相談してみることをお勧めいたします。

総会で承認を得るところから始まって、必要書類を集めて・・・等々、管理組合の皆様だけで行うのは結構ご苦労かと思われます。

 

令和4年4月1日から始まったばかりの新しい制度であり、制度が認知され、制度を利用するメリットが表れてくるのはまだまだ先のことになるかもしれませんが、マンション管理士である私からいたしますと、マンションや団地においては管理計画が認定されていて当然という時代が来ることを願うわけであります。

 

以上、管理計画認定制度に関わる事前確認講習を終えたその日にちょこっとブログを書かせていただきました。