昨日、私の住む集合住宅の大規模修繕委員会に参加してきました。
今回はマンション管理士としてではなく、一区分所有者として委員会のメンバーになりました。
冒頭の自己紹介では、「マンション管理の仕事をしたことがあります」程度の発言に留めておいたのですが・・・
今回の委員会メンバーは10名弱、どうやらマンション管理や修繕関係の仕事をされている方はいらっしゃらないようです。
なおコンサルタントとして既に設計事務所の方が委員会に参加されています。
少し委員会の様子を見させていただいていたのですが、大規模修繕委員会が設計事務所の方のペースで進められていることは誰の目にも明らかでした。
私の住む集合住宅は今回が3回目の大規模修繕工事であり、この設計事務所の方には第1回目の大規模修繕工事の時からお世話になっているようです。
だからでしょうね。
大規模修繕委員会のメンバーの方々は設計事務所の方のペースに完全に乗ってしまっています。
業務委託契約の金額もバカにならない額であること、そして、そもそも建物の劣化状況も分からない段階で大規模修繕工事の日程だけが決まっている流れに誰も疑問を感じていないのです。
マンションの管理や大規模修繕工事の内情に詳しい皆様なら、私の言わんとしていることがお分かりいただけると思います。
このような状況をみて、私は我慢できなくなりました。
委員会の最後に、大規模修繕工事ありき(大規模修繕工事の時期まで決まっている状況)は正常ではないと思われること、そして私がマンション管理士であることを告白してしまいました。
マンション管理士だからどうこうという訳ではないのですが、ただの素人のたわごとみたいに思われるのがイヤだったからです。
現在の大規模修繕委員会の状況を見ていると、これからの道のりは決してたやすくありませんが、自分たちの集合住宅を守るのは自分たちであること、そして、管理組合員の財産である修繕積立金は1円たりとも無駄に出来ないことを切々と説いて行きたいと思っています。
まずは近々実施される建物診断に自らが同行し、自分の住む集合住宅の劣化状況をこの目で確かめてみます。
その上で次回の大規模修繕委員会で何らかの発言が出来ればなぁと考えています。
さて、ここまで長々と述べてまいりました。
今後も大規模修繕委員会が終わった都度、私見を述べて行きたいと思っておりますので、次回もご一読いただけましたら幸いでございます。
ありがとうございました。